【京都三大祭】時代祭
平安神宮と時代祭
平安神宮は、明治28年(1895)、平安遷都1100年を記念して平安京創始の桓武天皇を御祭神として創建され、その後、昭和15年(1940)に、幕末の激動のなかで近代日本のいしずえを築かれた孝明天皇を合祀して現在の輪奐が整えられ、京都総鎮守として崇敬されています。社殿は平安時代をはじめ、国家の重要な儀式が行われていた朝堂院という中枢の宮殿を約8分の5の規模で模したもので、千年の時空を超えて平安京往時の面影を偲ぶことができる唯一のものとなっています。
平安神宮の例祭(4月15日)は勅使の参向を仰ぐ最も重要な祭となっているのに対して、秋の時代祭は平安神宮の創建を奉祝して京都市民あげて始められた祭で毎年京都の誕生日にあたる平安遷都の日、10月22日に行われています。
この時代祭は京都が日本の首都として千有余年にわたって培ってきた伝統工芸技術の粋を動く歴史風俗絵巻として内外に披露することを主眼としており、各時代行列の衣装や祭具一つ一つが厳密な時代考証のもとに作成された本物であるところにその特徴があります。今では京都三大祭の一つとして京都を代表する祭となっています。
引用:時代祭公式ガイドブック
このプランの特徴
京都発展の象徴としての時代祭
時代祭は平安神宮創建と同時にその維持母体である市民組織「平安講社」によって執行されています。京都発展の象徴とされる時代祭は市民が支え、市民が参加する祭であるだけに、戦争や天災、疫病の流行などによる延期や中断、順路変更など様々な曲折を経ながらも先人の熱意の継承を誓う市民の心意気によって連綿と受け継がれています。
行列の順路
京都御所の建礼門前行在所を正午に出発し、丸太町通~烏丸通~御池通~三条通と、京都市主要道路をねり歩き、神宮道を経て、平安神宮までの約2時間半の大行列がくり広げられます。
行列の編成
行列は、明治維新から平安時代へ遡る倒叙法で構成され、当初6列であった行列も折々に逐次加増され、現在は20列、およそ2000余名の大行列となっています。都大路に繰り広げられる時代風俗絵巻は、見る者に、祭という場の華やぎや厳粛さのみならず、日本の歴史を振り返る面白さをも伝えてくれます。
利用概要
- 利用可能エリア
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