【芸術文化講座】祇園 花街芸術資料館「華やかな舞妓さんの美しさと祇園の芸術文化講座」
数百年の歴史をもつ、京都の衹園甲部。「芸妓さん」「舞妓さん」という特別な存在は、京都のさまざまな伝統工芸・伝統芸能の粋を集めることによって成り立っています。いにしえから変わらない花街文化を守り続けることが、貴重な伝統技術の継承につながっているのです。
また、芸妓さん・舞妓さんは、コミュニケーションのプロフェッショナル。その美しさは外見だけでなく内面からも生み出されています。
大切に受け継がれる匠の技や、ひとつひとつの所作や礼儀を大切にする芸妓さん・舞妓さんの精神性にふれ、京都が世界に誇る和の文化の真髄を感じてください。
このプランの特徴
【プログラム内容】
①花街芸術資料常設展 見学(所要時間:約40分)
衹園の文化と芸妓さん・舞妓さんについて、わかりやすくご紹介します。伝統工芸の匠の技によって作り出される、舞妓さん・芸妓さんの華麗な装い。手描き友禅の着物や西陣織の帯、季節ごとに変わる可愛らしい「花簪(はなかんざし)」をはじめ、舞妓さんの化粧道具や持ち物を多数展示しています。普段はめったに見られない手描きの「目録」や正装の黒紋付などの貴重な資料や、衹園の空気感を伝える写真資料にも注目してください。②芸妓さん・舞妓さんによる京舞披露(所要時間:約15分)
芸妓さんもしくは舞妓さんが、井上流の京舞を2曲披露します。「都をどり」などの公演かお座敷でしか見ることのできない舞を、間近で鑑賞できる特別な機会。その優美さは、日々お稽古を重ねた努力の結晶です。③【ミニ講義】衹園街と京舞井上流の歴史(所要時間:約15分)
300年あまりも続くという衹園町の歴史や、この街に伝わる「京舞井上流」の成り立ちについて、わかりやすく講義します。④【ミニ講義】いますぐ活かせる!舞妓さんの礼儀作法と言葉遣い(所要時間:約15分)
芸妓さん・舞妓さんは、毎日行っているさまざまな伝統芸能のお稽古を通して礼儀作法を学んでいます。そのなかから、学生のみなさまの日常に役立つものをご紹介。挨拶ひとつをとっても、新しい発見があるはずです。⑤芸妓さん・舞妓さんへの質問コーナー(所要時間:約10分)白粉のことや着物のこと、日々のお稽古のことなど、気になることを芸妓さん・舞妓さんに直接質問。伝統の担い手の生の声を聞ける、貴重な機会です。
※質問事項は事前にお知らせいただけますようお願いいたします。⑥芸妓さん・舞妓さんと記念撮影(所要時間:約15分)
学生のみなさまのスマートフォンで、芸妓さんもしくは舞妓さん(1名)と記念撮影を行います。※撮影は約10名ずつ行う想定です。
【プログラムスケジュール例】
10:00〜 花街芸術資料常設展見学
10:45〜 芸妓さん・舞妓さんによる京舞披露 見学
11:00〜 歴史&礼儀作法の講義
11:30〜 芸妓さん・舞妓さんへの質問コーナー
11:40〜 芸妓さん・舞妓さんと記念撮影
11:50〜 解散(おみやげ売り場などでお買物なども対応可能)
【お問合せ】
京都教育探究プログラム事務局
電話番号:075-284-0171
メールアドレス:kyototankyu@bsec.jp
営業時間:午前9時30分~午後5時30分まで(土日祝を除く)
このコンテンツのSDGs分野
ツアー概要
- 実施可能時期
- 通年実施可能
※3月中旬~5月ゴールデンウィークまでの間は、一部プログラム内容変更となるため、お問合せ時にご相談ください - 所要時間
- 通常営業時間/11:00〜20:00(最終入館19:00)
修学旅行生プログラムの場合は10:00から対応可能
所要時間/約2時間 - 実施場所
- 衹園 花街芸術資料館
〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側570-2 八坂倶楽部 - 価格
- おひとり様 5,600円(税込)
- キャンセルについて
- ・当日の利用人数が30名未満となった場合、
最低保証人数の30名様分のプログラム費用の支払いが必須となります。 - 催行人数
- 最小30名/最大150名
【事前学習】
・衹園町という地域や芸妓さん・舞妓さんなどについて、オンラインで簡単な説明を受ける。
・都をどり、もしくは京舞井上流家元・井上八千代のインタビュー動画を上映し、衹園の美を体感する。(約25分)
・「衹園 花街芸術資料館」について説明を受ける。
・自分たちの暮らす地域に伝統文化はあるのか考える。
・なぜ京都で数多くの伝統文化が生まれたのか、またその文化がどのようにして受け継がれているのか考える。
【現地学習】
・芸妓さん・舞妓さんという存在を通して、京都の歴史や伝統工芸を学ぶ。
・どのようにして伝統的な文化を守り、未来に伝えていくのか、実物の着物や道具などを見学し、芸妓さん・舞妓さんと交流することで学び、考える。
・衹園の歴史がつくりあげてきた芸妓さん・舞妓さんの美と、芸術性の高い舞を鑑賞する。
【事後学習】
・京都と衹園の伝統文化が、どのようにして今日まで続いてきたかを振り返る。
・稀有な存在である衹園の文化を、どのようにして将来に向けて残していくのかを考える。
・現地で学んだ礼儀作法など、今後の自分の生き方にどのように生かせるのか考える。
・体験した日本の美の希少性をまとめる。